今月の50冊

思考と〈ある〉の同一性 Kimhi (2018) Thinking and Being, Introduction

  • Irad Kimhi (2018) Thinking and Being, Harvard University Press.
    • Introduction, 1-23.

読みはじめた.読みやすくはなく,かつ主要な主張はまだ言いっ放しで論証は本論に俟つ.ただ判る部分はなかなか面白い.はじめてパルメニデスの気持ちが少し理解できた気もする.

以下 'what is' は〈あるもの〉と訳し,'being' は場合により〈ある〉と訳す.山括弧はどうかとは思うけど,ないと読みにくいし,「存在 (者)」とは訳せないので.

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PNC は実体的述語に限られない Wedin (1982) "Aristotle on the Range of PNC"

  • Michel V. Wedin (1982) "Aristotle on the Range of the Principle of Non-Contradiction" Logique et Analyse 25(97), 87-92.

古めの論文を見てみる.内容は正直あまり納得できない.アリストテレスの図式に依拠しすぎるほか,「性質個体」を認めてよいかという例の問題もある.

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