R. タック『トマス・ホッブズ』

  • リチャード・タック『トマス・ホッブズ』田中浩・重森臣広訳,未來社,1995年。政治思想史家によるホッブズの入門書。OUP の Past Masters シリーズの一冊として刊行され,後に VSI シリーズで再版されている。コンテクストとしての人文主義メルセンヌ・サークルの存在を踏まえ (第一部),懐疑思想の合理的再解釈としてホッブズの理論を論じる (第二部)。またプーフェンドルフから現代の研究に至るまでのホッブズ解釈の諸系統にも触れられている (第三部)。