『生成消滅論』I.7 作用と運動の並行性.第一の作用者

GC I.7 324a24ff.

山口輝臣『明治国家と宗教』

山口輝臣 (1999)『明治国家と宗教』東京大学出版会. 明治期 (とりわけ宗教という観念が一定の定着を見た明治10年代以降) の日本における諸宗教をめぐる政策の形成・変容を,その背後にある「宗教」そのものの意味の変化まで見据えつつ,実証的に明らかにす…

森鷗外『近代小説集』第一巻

森鷗外 (2013)『鷗外近代小説集』第一巻,岩波書店. 「うたかたの記」(1890)「舞姫」(1890)「文づかひ」(1891)「ヰタ・セクスアリス」(1909),その他幾つかの小品を収める.前三者は『水沫集』(1892) 所収の短編で,いずれも擬古文体の洋行もの.「舞姫」以…

『生成消滅論』I.7 #2 作用の主体と客体は反対者である.すなわち類的に同一,種的に異なる

GC I.7 323b29-324a24.

『生成消滅論』I.7 作用者と受動者は互いに似たものか

GC I.7 323b1-29. Symposium の 7章担当者は Wildberg. 気づき: ずっと Joachim (1922) のテクストを使ってきているが,今なら Rashed (2005) で読むべきかもしれない.

『生成消滅論』I.6 #2 接触

GC I.6 322b26ff.

月村了衛『機龍警察』

月村了衛 (2017)『機龍警察〔完全版〕』ハヤカワ文庫. 初版2010年刊行.近未来日本の警視庁特捜部に設けられた部局 SIPD (ポリス・ドラグーン) による,全貌の見えない組織との暗闘を描く SF 警察小説.キャラの立っている登場人物たち,キャッチーな台詞回…

『生成消滅論』I.6 #1 設問: 接触・作用・混合とは何か

GC I.6, 322b1-26*1. 5章はいったん飛ばす.Symp. Arist. の I.6 の担当者は Natali. *1:Natali, 196: "The medieval translators have unified in one chapter two different texts. The first covers GC 322b1-26 and has the function of a general intro…

『魂について』III.4 知性認識のあり方.知性は可知的か

De An. III.4 429b10-430a9.

『生成消滅論』I.4 性質変化と実体的変化の違い

GC I.4. Symp. Arist. の担当者は Broadie (第一節のみ以下に反映).

『自然学』III.3 #2 作用と受動作用の同一性

Phys. III.3 202b5ff.

『自然学』III.3 #1 作用/受動作用に関する論理的アポリア

Phys. III.3 202a13-b5.

『自然学』III.2 運動の定義の吟味.追加の特徴づけ

Phys. III.2.

土橋茂樹 (2019)『教父と哲学』

土橋茂樹 (2019)『教父と哲学: ギリシア教父哲学論集』知泉書館. 著者が 1995-2018 年に発表した教父関連の論考・書評を集成したもの.三部からなり,第I部「カッパドキア教父研究・序説」はとりわけ三位一体論 (「三一神論」) の成立過程をその根本概念で…

『自然学』III.1 #2 可能なものの可能なものとしての完成態

Phys. III.1 201a9ff.

『自然学』III.1 #1 トピックの導入: 運動.運動は〈あるもの〉と同様にカテゴライズできる

Phys. III.1 200b12-201a9.

『メタフュシカ』B6 原理の性質に関するアポリアイ

Met. B6 (Aporia 13-15 (Madigan)).

アンナ・カヴァン『氷』

アンナ・カヴァン (2015)『氷』山田和子訳,ちくま文庫. 原書 Ice は 1967 年初刊.おそらくは核兵器の使用を原因として氷河期が到来しつつある地球を舞台とする.極地から熱帯域めざして迫りくる氷,およびそれが国々にもたらす政治的混乱と暴力の連鎖,が…

『カテゴリー論』8章 #2 自然本性に即して語られる性質,受動的性質

Cat. 9a14-9b5.

宮本編 (2018)『愛と相生』

宮本久雄編 (2018)『愛と相生: エロース・アガペー・アモル』教友社. 2017年のシンポジウムを元にまとめられた論文集.ギリシア教父 (オリゲネス,ニュッサのグレゴリオス,エイレナイオス) を扱う論考二篇,およびアウグスティヌスのテクストを「愛」の側…

『魂について』III.4 #1 知性と感覚の相違点

De An. III 4, 429a10-b9.

バルザック (2012)『サラジーヌ 他三篇』

バルザック (2012)『サラジーヌ 他三篇』芳川泰久訳,岩波文庫. 「サラジーヌ」(1830)「ファチーノ・カーネ」(1836)「ピエール・グラスー」(1839)「ボエームの王プリンス」(1839-45) の四作を収める. 生と死,若さと老い,女と男,過去と現在,イタリアと…

『メタフュシカ』Γ4 #1 無矛盾律擁護の方法論

Met. Γ4 1005b35-1006a28. [1005b35] 先述の通り,「同じものがあり,かつありはしない,ということがあってよく,またそのように想定してよい」と主張する或る人々がいる.自然学者に属する多くの人々もこの議論を用いている.我々はいま「同時に,あり,か…

E. H. ノーマン (1986)『クリオの顔』

E. H. ノーマン (1986)『クリオの顔: 歴史随想集』岩波文庫. カナダ人外交官・日本史家ハーバート・ノーマン (1909-1957) の小論集.歴史と歴史叙述全般についての二,三のエッセイ,1948年に慶応大学で行われた 'self-government' と言論の自由についての…

『メタフュシカ』B5 幾何学的対象と物体のどちらが本質存在か

Met. B5 1001b26-1002b11 (Aporia 12).

池上俊一 (2018)『フィレンツェ』

池上俊一 (2018)『フィレンツェ: 比類なき文化都市の歴史』岩波新書. 最近マキァヴェッリ『フィレンツェ史』についての論文を読んで,フィレンツェ史そのものにも少し興味が湧いたので,最近出た新書を読んでみる.古代から現代に至るまでの通史であり,特…

津上英輔『「危険」な美学』

津上英輔 (2019)『「危険」な美学』集英社インターナショナル新書. 美の追求という一見して有益・無害に思われる行為のうちに,知性 (知) と理性 (意) の働きを停止させるはたらきがある,と指摘し,これを幾つかの例によって証示しつつ,これを説明する枠…

高津『比較言語学入門』

高津春繁 (1992)『比較言語学入門』岩波文庫. 最近ギリシア語方言の勉強をしていて,これを学ぶ際に基礎となる比較言語学の考え方をもう少し突っ込んで学ぶために入門書を読んでみた.共通基語の再建という作業の限界と,その限界内でなしうることとが解説…

クリプキの真理論 Burgess & Burgess (2011) Ch.7

Alexis G. Burgess & John P. Burgess (2011) Truth. Princeton University Press. Chap.7. Kripke. 102-115. 7. Kripke Tarski は真理の非整合説 (inconsistency theory) の主唱者であった: 直感的な真理概念は自己矛盾している.彼はそうした日常的概念の…

『カテゴリー論』8章 #1 性質,性向/状態

Cat. 8. 8b25-9a13. テクストはビュデ版.